Slut Walk Osaka 報告会の記録
11月16日、すがすがしい秋晴れのもと北熊本コモンスペース、通称「なべざんまい」でははるばるSlut Walk Osakaに参加された方から報告会がありました。本稿掲載の写真は本人から利用の了解をいただいています。
「なべざんまい」の活動に興味を持ってもらえれば幸いです。
Slutは「あばずれ」などと訳されるスラング。カナダの警察官がレイプされないようslutな服装をするなと言ったのに対し、レイプに服装は関係ない、レイプの理由にはならないという意図をこめて敢えてslutな服装で歩くデモが世界各地に広まりました。日本では初めてのslut walkだそうです。
「私の体は私のもの」は自己決定の標語ですが、特に堕胎や出産の生殖にまつわる決定を女性自身が行うという意味があります。「No means No」は男性が女性をセックスに誘う際に相手の否定を肯定に読み替える(嫌よ嫌よも好きのうち)ことに対して、嫌だと言ったら嫌だという意味だという主張です。性的同意の原則です。
当日の大阪は、最初百人弱だった人数が最後には倍以上になり、沿道の人たちも好意的で特にアメリカ村では反応がよかったとか。こうした女性・性的マイノリティの運動を生み出す度量が大阪にはあるようです。東京ではフェミニズム運動がアカデミックになりがちなのに対し、大阪では草の根の運動が広がっているという話もありました。slut walkにはセックスワーカーの参加も多かったとのこと。
当日はデモへのカンパ価格でZINEが販売。にぎやかな紙面です。
サパティスタ民族解放軍に扮した?デブス解放同盟の報告者さんです。お疲れ様でした!